1日1分 E資格問題 No.19「Faster R-CNN」

E資格問題

E資格問題にチャレンジ!本日のお題は「Faster R-CNN」

問題

[問題]
以下のうち、Faster R-CNNについて誤っているものはどれか。

(A) 選択的探索を使って物体が存在する候補領域を求め、その領域について畳み込みによる特徴抽出を行う。
(B) 画像全体を複数回畳み込んで特徴マップを生成し、得られた特徴マップから各候補領域に該当する部分を特定する。
(C) 領域提案ネットワーク(RPN)と呼ばれるサブネットワークで候補領域を予測する。
(D) RPNは画像全体にスライディングウィンドウを適用し、物体を含むかどうかの予測と、バウンディングボックスの回帰を出力する。

答え

 

 

 

A

解説

Faster R-CNN(Faster Region-based Convolutional Neural Network)は、物体検出(object detection)タスクで高いパフォーマンスを発揮するために開発されたディープラーニングベースのアーキテクチャです。Faster R-CNNは、2015年にRoss Girshickらによって提案され、物体検出の分野で重要な進展をもたらしました。

R-CNNは選択的探索を使って物体が存在する候補領域を求め、その領域について畳み込みによる特徴抽出を行いますが、候補領域ごとに畳み込みによる特徴抽出が必要であり、選択的探索による候補領域の決定に時間を要しました。

Faster R-CNNは、畳み込みニューラルネットワーク(Convolutional Neural Network、CNN)と領域提案ネットワーク(Region Proposal Network、RPN)という2つの主要なコンポーネントから構成されています。したがって、(A)は誤った記述です。

まず、畳み込みニューラルネットワーク(CNN)は、画像から特徴マップを抽出するために使用されます。この特徴マップは、畳み込み層とプーリング層から成る一連の処理によって得られます。CNNは、画像内の物体の位置や特徴を学習し、これらの情報を抽出します。したがって、(B)は正しい記述です。

次に、領域提案ネットワーク(RPN)は、物体が存在する可能性のある領域(候補領域)を抽出します。RPNは、畳み込み層を使用して画像全体に対してスライディングウィンドウを適用し、各ウィンドウ領域が物体を含むかどうかの予測と、バウンディングボックスの回帰情報を出力します。これにより、候補領域の候補を効率的に生成することができます。したがって、(C)(D)は正しい記述です。

最後に、抽出された候補領域は、各候補領域に対して物体クラスの推定とバウンディングボックスの微調整を行うために使用されます。これにより、物体のクラスラベルと位置情報が得られます。

Faster R-CNNの主な利点は、領域提案ネットワーク(RPN)を導入することにより、候補領域の生成と物体検出の両方を統合した統一的なフレームワークを提供することです。これにより、候補領域の生成と物体検出の処理を同時に行うことができ、処理速度が向上しました。また、RPNは学習可能なネットワークであるため、データから直接学習することができます。

Faster R-CNNは、物体検出タスクにおいて高い精度と高い処理速度を提供するため、コンピュータビジョンの研究や実際の応用において広く使用されています。その後の研究では、Faster R-CNNをベースとしたさまざまな改良や拡張が提案されており、物体検出の分野において重要な役割を果たしています。

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